『食糧危機が来るだろうと思い、海洋生物の陸上養殖をしたいと思い、試してみたあの日』
ヴァーチャルな世界がいくら発達しようと、食べ物を食べなきゃ人間は活動できません。
まだまだ一日分の栄養とエネルギーを一粒のサプリを飲めばOK!、にはならないのが現状ですよね。
仕事や作業はロボットやAIに変わってもらえても、睡眠や食事、排せつは変わってもらえない。
何もしないなら人間は存在する意味もない。
今の世界は環境問題に加えて食糧問題も深刻です。
特に今僕が関心を持っているのが海洋汚染。
マイクロプラスティックや油やごみ等が海を汚している現状。
いつ、汚染によって魚介類が食べれなくなるか心配です。
生でも焼いても煮ても何をしても旨い魚介類が食べれなくなるなんて、酒飲みの僕には耐えれません!
これは何とかしなくちゃ!と思い、全くない経験と知識で車エビとアサリを90㎝の水槽で養殖してみたことがありました。
あの頃はまだ若かった…。
通販で海水を取り寄せ、無い知恵絞って頑張りましたよ、はい。
当時、夜勤をしていたので帰ってからお世話してました。
でも、車エビやらアサリなんてどこから仕入れたらいいのかわからなかったので、近所にある市場の魚屋さんで生きたやつを買ってきました。
もうオスもメスも解らないので繁殖するのかどうかもわからない無謀ぶり。
でも僕はうまく繁殖してくれることを信じていたんです。
アサリが一匹死んでしまうまでは…。
アサリはほとんど砂の中に潜っているので、わからなかった。
何を食べるのかもわからずにただ放り込んだだけだったので、そりゃもう死んでしまいます。
1匹死んだらそれが地雷となって、砂も水もあっという間に汚染されて全滅。
もちろん、車エビも全滅です。
水換えの時に元気に跳ねていたのが懐かしい。
結局、繁殖どころか育てる事すらできませんでした。
それから時を経て、本気で海洋汚染が深刻になり、環境問題、地球温暖化など毎日のようにニュースで取り上げられ、ペットボトルをやめようというCMが流れる今日。
やはり本気で陸上養殖にじっくり取り組まなくちゃと思う今日この頃です。
でもそんなことは僕が考えるより前に考えられ、実行されています。
大きなニュースで言えば近大のマグロ。
今ではマグロ以外も成功し、近畿大学水産研究所の養殖魚専門の料理店「近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所」なんかもありますよね。
一度食べに行きたい!
豊田通商と近畿大学は「近大マグロ」の海外輸出を本格的に始めると発表し、今年2020年に約2000匹の輸出を目指すとしているそうです。
素晴らしい勢いです。
マグロのような大型の回遊魚は僕個人でやれるレベルではないので今は諦めます。近畿大学水産研究所さん、頑張って!
近々、僕も個人的に陸上養殖を始めるでしょうが、その時はブログにアップしていきます。